食品の裏面表示って、見るとメーカーの考え方まで見えてくることがあります。
正直に言うと、昔は裏面表示を見ることはほとんどありませんでした。「カロリー」と「賞味期限」くらい(笑)。でもからだのことを考え始めてから、ひっくり返して見る癖がつきました。
で、気づいたことがあります。「何が入っているか」と同じくらい、「何が入っていないか」に価値があるということ。今日はこの話をします。
からだの中に「静かなストレス」を増やさない
小麦などの原料に元々含まれるグルテンだけでなく、パンや麺の食感を良くするために加工食品に別途加えられるグルテンもあります。保存料も含め、いずれも安全基準を満たしたうえで食品に使われています。
1回食べて即座にからだに害が出るわけではありません。美味しさや衛生管理面でのメリットもあります。
ただ、「毎日摂り続けたとき」に、からだの内側に静かなストレスを与え続けている可能性があります。消化や排出に余計な負担をかけ、腸内環境のバランスを崩しやすくなると、せっかく食べた栄養の吸収効率も落ちていく。
ひとつひとつは小さな話です。でも、Vol.28で取り上げた
「沼」と同じで、毎日の微量な負荷の積み重ねがじわじわと影響してくる。だからこそ、知っておく価値があると思っています。
グルテンが腸に起こしていること
グルテンは小麦に含まれるタンパク質です。パン・麺・お菓子など、私たちの食生活のあらゆるところに入っています。
グルテンが問題になるのは、まず消化の負担です。グルテンは人間の消化酵素で完全には分解されにくい構造を持っていて、未消化のまま腸に到達しやすい。グルテン感受性のある方では、これが腸壁に炎症を起こす可能性があるとされています。
「私はグルテンアレルギーではないから関係ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。でも、明確なアレルギーや腸疾患がない方でも、グルテンフリー食にしたら体調がよくなったという報告は少なくありません。消化の負担を減らすことで、からだ全体のエネルギーの使い方が変わる可能性があるということです。
グルテンについて知っておきたいこと
- 小麦に含まれるタンパク質で、消化酵素で完全に分解されにくい構造を持つ
- グルテン感受性のある方では腸壁に炎症を起こす可能性がある
- 感受性がない方でも、消化の負担になりうるとされている
- グルテンフリー食にしてから体調に変化を感じたという方もいる
保存料は「菌を抑える」もの——それは腸内の菌にも
保存料・防腐剤は、食品の中で菌の増殖を抑え、賞味期限を延ばすために使われます。食品の安全性を保つという意味では重要な役割を果たしています。
ただ、ちょっと考えてみてください。保存料の仕事は「菌を抑える」こと。それを毎日食べ続けたら、腸の中にいる菌——つまり腸内細菌にも影響するのではないか、という疑問が浮かびます。
実際に、一部の保存料が腸内フローラのバランスに影響を与える可能性があるという研究報告は出てきています。このバランスが崩れると、消化・吸収の効率が落ち、免疫にも影響が出やすくなるとされています。
保存料について知っておきたいこと
- 食品中の菌の増殖を抑えるのが目的——つまり「菌を殺す・抑える」機能を持つ
- 腸内にも100兆個以上の菌がいる。その菌にも影響を与える可能性がある
- 長期的な摂取と腸内フローラの変化の関連を示す研究報告がある
「裏面表示」を見る習慣が、選び方を変える
全部を避けるのは現実的ではありません。グルテンも保存料も、現代の食品にはどうしても含まれるものです。
ただ、「毎日食べるもの」だけでも少し意識を変えてみる。裏面表示を見て、「なくてもいい成分」がどれくらい入っているかを確認してみる。それだけで、からだの中からのストレスを減らし、腸内環境が栄養をしっかり消化・吸収できる状態を守ることにつながっていきます。
Hal-cru(ハルクル)もProco(プロコ)も、グルテンフリー・保存料不使用です。裏面表示がかなりシンプルなので、ぜひ一度確認してみてください。見慣れた素材の名前が並んでいることがわかると思います。