体調がいい日の朝って、覚えていますか。
前回「なんとかなっているの沼」について書かせていただきました。今回は、沼から上がった先に何があるのか、という話です。
「今日はなんかいける」という感覚
よく眠れた翌朝。目覚ましが鳴る前に目が覚める。からだが軽い。エネルギーが満ちている。頭がクリア。
「今日はなんかいける」。
この感覚がある日って、すべてが違いませんか。仕事の集中力が切れない。アイデアが浮かぶ。人と話すのが苦にならない。帰宅後にまだ余力がある。子どもと遊べる。パートナーの話をちゃんと聞ける。
逆に言うと、70〜80%の日にはこれらが全部欠けているわけです。毎日こんなに損しているのかと思うと、なかなかの衝撃ですよね(笑)。
健康は「守り」ではなく「攻め」の資本
健康って聞くと、多くの人は「病気にならないこと」を思い浮かべると思います。健康診断の数値、体重管理、がん検診——全部「マイナスを見つける」や「マイナスをゼロに戻す」ための守りの話です。
もちろんそれも大事。でも、それだけだと健康ってつまらなくないですか。「異常なし」って言われて「やったー!」とはあまりならない(笑)。
私は、健康は「攻めの資本」だと思っています。
健康という資本が生み出すもの
- 時間:回復に使っていた週末を、楽しむことに使える
- 体力:子どもと全力で遊べる。旅先で「もう一箇所行こう」と言える
- 集中力:仕事の密度が上がる。同じ時間で出せる成果が変わる
- 気力:「やりたいこと」を思いつく余裕がある。新しいことに踏み出せる
- 人間関係:余裕があると人にやさしくなれる。「聴く力」が変わる
こうしてリストにすると、健康って人生の「インフラ」みたいなものですよね。電気や水道と同じで、あるときは当たり前すぎて気づかない。なくなったときに初めて「うわ、全部止まった」となる。
でもインフラと違うのは、自分の行動で変えられるということです。
「自分を大切にする行動」は、いちばんリターンのいい投資
毎日の中で「自分のからだを大切に扱う」時間を持つこと。食事の質を少し上げる、入浴でからだを温める、寝る前のルーティンを整える。
これは「我慢」ではなく、いちばんリターンのいい投資です。
毎日のコンディションが変わる。週末が回復ではなく楽しむ時間になる。家族との会話の質が変わる。仕事で「今日はいける」の日が増える。その積み重ねが、5年後、10年後のあなたの人生を豊かにしていく。
投資信託よりも、よほど確実だと感じています。
健康の本当の価値は「病気にならないこと」ではない。
人生を楽しむエネルギーが湧き出ること。
大切な人との時間を、100%の自分で過ごせること。
それが、健康という資本の本質だと思っています。
次回の「シャチョウコラム」では、「健康は自分だけのものではない」という話を取り上げます。少しトーンが変わりますが、大切なことをお伝えしたいと思います。