習慣を変えるのって、難しいですよね!?
大きな声では言いにくい本音ですよね(笑)。どうも、Hug & Treatのシャチョウです。
今回は「わかっているのにできない」という、人類永遠のテーマについて書きます。綺麗事は言いません。自分自身の失敗談と、そこから少しずつ変わってきた話です。
新しいことには、エネルギーがいる
「早寝早起きしたい」「甘いものを減らしたい」「運動したい」——頭ではわかっている。でもできない。3日坊主の常連。これ、自分の意志が弱いせいだと思っていませんか。
実は、意志の問題ではないんです。
私たちの脳には「大脳基底核」という、習慣をコントロールしている部分があります。ここは一度覚えたパターンを自動的に繰り返すことで、脳のエネルギーを節約してくれる優秀な仕組みです。朝起きて歯を磨く、靴紐を結ぶ——こういう動作をいちいち考えなくていいのは、大脳基底核のおかげです。
ただし、新しいことをやろうとするにはエネルギーを余計に使うということになります。脳にとって新しい習慣は「コスパが悪い行為」。だから全力で「今のままでいいじゃん」と抵抗する。三日坊主は、脳のエネルギー節約機能が正常に働いている証拠なんです。
つまり、気合いで脳に勝とうとしても勝てません。大事なのは、脳が「変わった」と気づかないくらい小さく変えていくことです。
10分ずつ、脳を騙した話
ここから私の話をさせてください。
10数年前。私の就寝時間は深夜1時〜2時。朝は7時半に、重たいからだを引きずるようにして起きていました。目覚ましが鳴るたびに「つらい」から一日が始まる生活です。
早起きがいいことなんて、もちろん知っていました。健康にもパフォーマンスにもいい。早起きしてみようとしてみても、2〜3日もすれば「仕事も忙しいし、自分には無理」って元通りに…
ただ、このままでも良くないのはわかっていた。そこで試してみたのが「寝る時間と起きる時間を10分ずつ早くする」という方法です。まずは1週間だけ。
10分。誤差ですよね。でもこの「誤差」こそがポイントなんです。脳が「異常事態」と感じないレベルの変化。1週間経ったらもう10分。また1週間。
気づいたら、ある朝5時台に自然と目が覚めていました。目覚ましの前に。「え、なにこれ」って自分でびっくりしたのを覚えています。
今は朝4時半にはだいたい起きています。そのために22時前後には眠りに入るようにしています。以前の就寝時間に、起床時間が近いライフスタイルです(笑)。早起きの方が1日の使い方としてバランスがよく、仕事の集中力も家族との時間も確保できる。そのメリットを自覚しながら、早起きが自然と定着していきました。
脳を騙す習慣の変え方
①小さく始める
脳が抵抗しないレベルの変化から(10分、1回、ひとつだけ)
②徐々に変えていく
1週間単位で少しずつ。一気に変えない
③変化の心地よさを味わう
「なんか調子いいな」という感覚を自覚する
↓
心地よいサインが脳に入ると、新しい習慣を「こっちの方がいい」と許容し始める
お酒との付き合い方が変わった話
もうひとつ、お酒の話もしていいですか。
昔は毎日のように飲んでいました。仕事モードから切り替えるために必要だと本気で信じていて、完全に寝酒です。「飲まないと寝つけない」と思い込んでいました。
これも一気にやめようとはしませんでした。まず週1日だけ「飲まない日」を作ってみた。最初は正直、落ち着かなかったです。でも1〜2週間続けたら、「あれ、休肝日がある週の方が、なんか1週間の調子がいいぞ」と気づいたんです。
この「心地よさ」の自覚が、すべてを変えました。脳が「こっちの方が気持ちいい」と認識した瞬間です。
そこから徐々に飲まない日が増えて、今は週3〜4日くらいに落ち着いています。毎日飲んでいた頃のだいたい半分ですね。さらに最近は、年齢からか?お酒を飲んだ日の翌朝に重たさを感じることが増えてきたので、さらに休肝日が増えそうです(笑)。
「完璧に変えよう」と思わなくていい
早起きもお酒も、習慣を少しずつ変えられるようになったのは「完璧に変えようとしなかった」ことからです。
「明日から5時起き!」「今日からお酒やめる!」——こういう宣言って気持ちいいんですよね。でも脳が全力で抵抗して3日で元に戻る。で、「やっぱりダメだ」とセルフイメージが下がる。これを繰り返していましたし、いちばんもったいないパターンでした。
小さく始める。徐々に変える。変化の心地よさを味わう。心地よいサインが脳に届いたら、もう気合いは要りません。からだが自然と「こっちがいい」と選んでくれます。
習慣を変えるのは、意志の力ではない。
脳が「こっちの方が心地いい」と感じる体験を、
小さく積み重ねること。
Hug & Treatが「おやつを変える」「入浴の習慣を変える」と提案しているのも、この考え方がベースにあります。全部を一度に変えるのではなく、日常のひとつを小さく変えてみる。その心地よさが、次の変化を生んでいく。
次回は、「からだの声を聴く」ということについて、もう少し掘り下げてみたいと思います。