プロテインブーム、すごいですよね。
コンビニにはプロテインバーが何十種類も並び、プロテイン入りのヨーグルトやパン、チョコレートまで登場している。「タンパク質○g!」の文字を見ない日はないくらいです。
その中でHug & Treatがやっていることは、正直に言うと、かなりマイナーな道を歩いています。今日はその話をします。
なぜ「えんどう豆プロテイン」を選んだのか
Proco(プロコ)の開発にあたって、まず考えたのは「女性の健康にとって、どのタンパク質がベストか」ということでした。
ホエイ(乳清)は筋トレ愛好者に人気ですが、乳糖を含むため乳糖不耐症の方はお腹が張りやすいことがあります。 大豆プロテインは植物性ですが、大豆アレルギーの方は摂取できない。女性の健康を軸に考えたとき、アレルゲンの少なさ・消化の穏やかさ・植物性であること——これらを満たすのがえんどう豆プロテイン(ピープロテイン)でした。
しかもえんどう豆は、栽培時の水使用量が少なく、窒素固定によって土壌を豊かにする作物です。ヨーロッパでは健康面だけでなく環境面でのメリットからも注目が集まっています。からだにやさしい選択が、地球にもやさしい選択になっている——このつながりも、選んだ理由のひとつです。
十数種類の中から、「発酵で低分子化されたもの」を選んだ
ピープロテインと一口に言っても、原材料メーカーや製法によって品質はさまざまです。
Proco(そしてHal-cruにも)使っているピープロテインは、十数種類の候補原材料を比較検討した上で選んでいます。選定のポイントは、製造過程で発酵を経て低分子化されているものであること。
植物性タンパク質は、反栄養因子(フィテートやレクチンなど)の影響で消化・吸収が動物性に比べて劣るとされていますが、発酵によってタンパク質が低分子化されることで、消化のしやすさに変化が生まれる可能性があると考えられています。科学的に「吸収率が上がる」と断言できるエビデンスはまだ十分ではありませんが、発酵が植物性タンパク質の消化性を向上させるとする研究報告は複数出ており、私たちはこの可能性に価値を感じてピープロテインを選びました。
正直に言うと、美味しくない
このえんどう豆プロテイン、正直に言います。そのままだと美味しくないです(笑)。
えんどう豆特有の青臭さ、粉っぽさ、独特の風味がある。プロテインドリンクに溶かして飲むスタイルだと、この味のハードルがけっこう高い。「健康のために我慢して飲む」という状態になりがちです。
しかも、女性の中にはドリンクタイプのプロテイン自体に抵抗がある方が少なくありません。シェイカーを洗うのが面倒、持ち歩きにくい、会社で飲みにくい——実用面のハードルもあります。
じゃあどうするか。ここからがHug & Treatの出発点でした。
おやつとして食べられるプロテインを
「我慢してプロテインを摂る」のではなく、空腹というからだのサインを満たしながらプロテインを「食べる」形にできないか。
タンパク質20g以上・食物繊維10g以上を、我慢せずに、楽しみとしておやつで摂れたら。そう考えたとき、えんどう豆プロテインを使ったおやつのアイディアが生まれました。
ただ、えんどう豆の風味を美味しいクッキーに仕上げるのは、控えめに言ってもかなりの試行錯誤でした。甘さ・食感・風味——ひとつを立てるとひとつが崩れるバランスの中で、何度も試作を繰り返しました。しかも精製砂糖も人工甘味料も使わないという制約つきです。正直、心が折れかけたこともあります(笑)。
そして完成したのが、ProcoとHal-cruです。
「美味しく食べられるプロテイン」でなければ、毎日は続かない。そしてからだにとって大事なのは、1回の「摂取」ではなく、毎日の「積み重ね」です。
プロテインブームの中で、私たちが選んだのは、
「量」を競う道ではなく、「質」と「続けやすさ」を追求する道でした。
からだに届くタンパク質の質、腸にストレスをかけない設計、そして何より、美味しく毎日続けられること。
地味だけど、いちばん大切なところだと思っています。