Hug & Treatのシャチョウです。
ハグトリコラムVol.31、Vol.32では、精製砂糖・人工甘味料・グルテン・保存料について書いてきました。今回は、少し裏側の話をさせてください。「使わない」と決めた先で、何が起きているかという話です。
「使わない」を選ぶと、開発が一気に難しくなる
精製砂糖を使わない。人工甘味料を使わない。グルテンを使わない。保存料を使わない。
文字にすると簡単ですが、これを全部やると商品開発のハードルが跳ね上がります。
甘味ひとつとっても、精製砂糖を使えば安く・手軽に・安定した甘さが出せます。人工甘味料を使えばカロリーを抑えつつ甘さを維持できる。それらを使わないということは、甜菜糖のような天然甘味料で、コストは上がるけど美味しさは妥協しない着地点を見つけなければならないということです。
保存料を使わなければ賞味期限が短くなる。グルテンフリーにすれば使える素材が制限される。制約は増える一方です。
マイナスにしない、だけでは終わらない
「使わない」は、からだにマイナスになるリスクを減らすための選択です。でも、リスクを減らすだけでは、お客様の毎日に本当の意味で貢献できません。
毎日のおやつを通して、腸内環境のバランスをサポートし、食事の栄養をしっかり消化・吸収できる状態を助けるところまでが、私たちの目指すゴールです。「使わない」でマイナスを防ぎながら、「使う素材」でプラスを届ける。この両輪がそろってはじめて、お客様の健康習慣のお役に立てると思っています。
お客様のからだのために考えていること
- マイナスにしない:精製砂糖・人工甘味料・グルテン・保存料を使わない
→ からだの中からの「静かなストレス」を減らす
- プラスにする:発酵食品(麹)・食物繊維・オリゴ糖・えんどう豆プロテインを使う
→ 腸内環境のバランスをサポートするとされる素材を選ぶ
コストと美味しさと健康のバランス
正直に言います。コストと美味しさ(甘さ)とヘルシーさのバランスには、毎回悩んでいます。
からだにいい素材を使えば原価は上がる。でも毎日続けていただける価格にしなければ意味がない。健康的でも美味しくなければ続かない。甘さを抑えすぎると「おやつ」として楽しめない。甘さを出しすぎると本末転倒。
この3つのバランスポイントを見つけるために、何度も何度も試作を重ねています。「これでいける」と思ったレシピでも、採算が合わなくなることもある。コストに合わせると味が落ちることもある。そのたびに最初からやり直しです。
地味な作業です。華やかな話ではまったくない(笑)。でも、日々の習慣にお役立ていただくためには、コストも美味しさも妥協できない。ここを妥協した瞬間に、「続けられるもの」ではなくなってしまいます。
だから、裏面表示を見てみてほしい
Hug & Treatの商品の裏面表示は、かなりシンプルです。
長いカタカナの化学名称がほとんどない。読める名前の素材が並んでいる。それは、「入れないこだわり」と「入れるこだわり」の試行錯誤をたくさん重ねた結果です。
この「シンプルな裏面表示」が、お客様の毎日のおやつ選びの安心材料になれたら嬉しいです。
「使わない」は、楽をしているのではなく、
お客様のからだのために制約を引き受けているということ。
その制約の中で、美味しくて、続けられるものを届けたい。
それが私たちの、正直なこだわりです。